2日から、本社勤務が始まりました。
事務引き継ぎや仕事の確認。
新入社員の対応。
新年度は忙しいですね。
それで、先日。
部長が声を掛けて下さったので、時間をいただきました。
最初は「どう?久々の会社勤務は?」って言う話から、今後の仕事の話とか。
今の仕事は、前に在宅でしていたマニュアルなどの作成の受注が入って来たら、チームを決めて進行などをチームリーダーと詰めて、各チームそれぞれの進行や完成度を管理する役割りです。
受注内容により、厚みや難易度や納期が違うので、その都度調整します。
チームリーダーは数々経験してきましたので、一本の受注から完成までの流れは分かるとは言え、多数のチームを管理するとなるとまた難しい事が山のように出てきます。
同僚も居ますので、フォロー戴きながらやっと慣れて来た頃だから部長の確認の時期なのでしょう。
応接室で部長と2人での会議になりました。
雑談して、仕事の話をして、アドバイスを聞いて。
こう言うタイミングを待っていたのて、とうとう相談をしました。
思っていたよりも、あたしは落ち着いていた。
ずっと、ずっと、どう話そうか熟慮した内容です。
順序よく、話を進めました。
医師と相談したのですが、私の戸籍上の性別が、現在は男性ですが、今後は女性に変更になるかと思う。
元々本来の正しい性別は女なのですが、戸籍の記載が間違って男性になっているのを元に戻すことになる。
詳しくはプライバシーになるので、心苦しいですが体のことなどは話せない。
もしもそれが不味いことで、職場の仕事に差し支えるのであれば、例えば男性として雇用したから女性としては雇用を継続できないなどの問題があるのならば、どうしたらベストか相談に乗って欲しい、と。
部長は驚きの表情も見せながらも、そういうタイプの人なのかなあ、と思っていたと言いました。
続けて本人はどうしたいのか、と聞かれました。
私の性は女性なのだと数年前に知った。
ずっと悩んで来た。
仕事を大切に思い、男でごまかして来たが、更年期にも入る年齢を迎え、ホルモン療法などで男女どちらの性別で生きるのかと言う問題が出た時、女性である必要があるんです。
だって、女性なのですから。
可能であれば、穏便に女性として戸籍を得て、今まで以上に働きたいです。
そして言い添えました。
問題があるのならば、今のままでも構いません、と。
部長には、一旦預からせて欲しいと言われ、数日。
社長、総務課長、現部長の三人に会社契約の社会保険労務士。
会議室でミーティングでした。
三人は労務士から今の時代の対応のアドバイスを聞いたそうです。
性別理由での職場での不利益は許されない。それが性別変更である場合は、実際問題としては各企業で対応の差があるらしい。
会社が許諾しても、職場の女性などが嫌悪したり難しいことが出る場合も多いらしい。
そんな一般論を聞かされました。
私達のような性別変更を望む側は知っていることだけれど、会社上層部には初めての事案に決まってますから。
私は部長にした話を繰り返し。
可能であれば、戸籍を変更したいのだと、伝えました。
社長は言いました。
性別の問題は貴方のプライバシーだから会社からは何も言えない。
もしも粛々と進めるのであれば、総務課と充分に相談して下さい。
ただし、職場で仕事に支障があるのであれば、会社としては企業として正常範囲で人事的に動きを考える可能性はあるからね。
と。
それが火曜日。
水曜、木曜と病院を回り、カウンセリングを受けています。
早ければGW明けにも裁判所に性別変更の手続きをする可能性が出てきました。
でも、これからなんですよね、本当の問題は。
戸籍の性別が女性になり、各種書類が女性に書き換わる。それは事務的なこと。
実際はそのあとに控えています。
過去の性別変更経験者の多くが、その後に職場を代わる。
例え職場が事務的手続き的には受け入れたとしても、昨日までが男だった人が女性として受け入れられるかどうかはケースバイケース。
女は度胸。
もう、言っちゃったんだから。
こうなったら、夏服は女性服で!
いざとなったら、再婚の中年男性探すわ(笑)
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