温泉宿でS子と話していて、私が先日またフロントでキーを貰う施設へ行くのを再開しているということが話題に出ました。
S子は私の女っぷりにとても興味があるんです。
面白がっている、というのが正解でしょうけれども(苦笑)
最初の頃は「へぇー、あんたが女になる?」って疑心暗鬼で。
次に、次第に女っぽくなるのを見て「もう止めなー」っていう時期があって。
それから少し間をあけて、どんどん女になって行くのを見て認めてくれて、今では良い理解者であり「ダメだし係」です。
そのS子が面白がって新しい提案をするんです。
先日のフロント係へのアタック(笑)は「とても薄いお化粧。タンクトップとキャミの重ね着、そしてレディースのロングコート、ネイルはピンク」でした。
私の中では「これなら男にも女にもどっちにでも取られるっぽい格好かな?」って思ってた。
でもS子に言わせると「それじゃ、女だよ。女の判定がでて当たり前だよ」と言われました。
顔が少々男っぽくても、50過ぎたおばちゃんにはいくらでも男顔の女性がいる。
だから他の要素で「女っぽい感じ」が出てると、やっぱり女に見られるよと。
私には疑問でした。
だって男時代から今に至るまで「女に見られたい」って研究して来て、簡単じゃないと理解しています。
それが上記のような「どっち付かず設定」で女性に見られるのが不思議でしたから。
きっと薬の効果や、去勢したことや、そして研究して自然に振る舞う女性のしぐさなどが数重なって「やっと女」に見られるようになってきたんでしょうか。
だったら嬉しいけれど。
S子は「どこまで男っぽい感じにしていっても女湯のキーが貰えるのか試したら?」って言うんです。
「もうけっこう良い感じだから、それで自信付いたりするんじゃないの?」
って。
「だって私たち女は、どんな格好でも普通に女湯の鍵が貰えて当たり前だよ」
そりゃそうだけどさ、♂→♀にはハードルってもんがあるよw
で、お酒の話題で「じゃあどういう服装で行って見るべきか?」という話になりました。
「あんな格好、こんな服装」って。
そうは言っても、私は断捨離して男の服装を持っていません。
あ、正確にはスーツしかないw
スーツで入浴施設に行くのは営業の人か点検の人くらいで、客じゃないよねーw
トレーナーとかはありますけど、水色とか薄ピンクとかが多いし、プリントも花とかだし、サイズも小さめ。
レディースのLでも、メンズのSより細くて小さいです。小さいのを着ると、どうしても胸が強調されてしまいます。
あとボタンが女合わせですけどポロシャツもありますね。
ポロを着てトレーナーを重ねる?
とか。作戦を練る話題でしばらく盛り上がりました。
ナベシャツみたいな胸のふくらみを隠す方向のアンダーウエアも一応持っています。
「あ、だったらTシャツにシャツを重ねれば良いんじゃない?それなら白いYシャツとかでもあり得そう」
「えー、Yシャツでお風呂なんてないんじゃないー?」
「柄のシャツが良いけどねー。タンガリーとかさ」
「タンガリーかぁ。女合わせのならあるけどなー」
「フロントさんが男女の判定に悩んだら、ボタンの合わせとかも気にしそうだよねえ」
「かもねー。でも他にロクなのないしねえ」
「でしょ?私も『どこまで男』には興味あるけど、服装が難しいね。でもやっぱり少しは女がないとさすがにムリでしょまだ」
「あ、じゃあさ、今度うちのダンナの服を用意しようか?私のコーディネートでW」
「えー、S子のコーディネートは怖いなー。それにあなたのダンナって大きいじゃん」
「大丈夫、大丈夫! 裏社会の男の人みたいな服はないから(笑)」
「・・・・絶句(笑)」
「それで男の格好して行ったら、さすがに男の鍵かな?」
「そりゃそうだよぉ、まだまだ私にはそれはムリだよー。せいぜいカマっぽい男くらいにしか見られないよ」
こんな感じW
でも確かにある程度は男っぽくして行って「ああ、今の自分はここが男女差の違いの出るポイントか」ってわかっておきたい気持もあるんです。
そのうち「Tシャツにシャツ重ね着でボタン開け気味」とかそういうの、やるかも。
ネイルのピンクだけは残して、とかw
大きめのブラで胸だけは強調するとか、少しは逃げ道も残したいんだけどw
そうこう2人で考えて来たら「昨夏の全裸辱め事件の時に、怪しいと思いながらも女湯のキーを渡すのも致し方なしかも」って思い始めました。
少しでも女っぽい人に男の鍵は渡せないですよね。
そこでゴールデンクエスチョンで「女性のお客様ですね?」って聞けるか聞けないか。
多少しゃべらせたり、指を見たりされても、例えば私とかだと女だし。
私だってもしも「女性のお客様ですね?」って聞かれれば「ああ、男に見えたか」って諦める準備はいつも出来ているんだけど。
それを聞けないのであれば、もう女湯の鍵を渡して入ってもらうしかなくなる。
女性に男湯の鍵を渡して、その人が女湯に行ってロッカーがないっていうのも揉めそうだし。
それで女湯の脱衣所に入ってもらって、身体検査するしかないのかもねー。
ところが今の私だと「脱げば脱ぐほど女」になるし(笑)
昨夏の自分が憤りを感じたのは「全裸になるまで充分時間があったのに、お風呂直前でNG出された」ことだったもんね。
逆に言えば、あの時も「あと一歩なんだ」って思ったわけだけどさ。
で、問題はメイクですw
すっぴんは、すっぴんは、すっぴんだけは許してーなんです(笑)
女だもん。
すっぴんで人前とか、まじあり得ないしw
って言ったら
「それじゃ、テストする意味がないでしょ!」
って来るわけでw
すっぴんかあ。
すっぴんで女。
これが最終目標ですけど、確かに今はそれには自信ないです。
でも、すっぴんでクリアできたらと思うと、試して見たい欲求も、なくはないかもw
「もちろん基礎化粧とかも無しで、カラッとした顔で行くのよ」
「えー。それはさすがにムリだよー(笑)突っ張っちゃってシワが増えちゃうよw」
男時代の顔と違って、今は洗顔したら5分で顔が突っ張って来ますw
慌てて基礎化粧品を打ち込む毎日なんです。
だから基礎化粧なしは厳しいなあ(笑)
ノーメイクでも女性に見えるためには、なにしろ皮膚の質感と色と女性らしい表情筋の動きだよね。
皮膚の質感が、ホル入れて順次良くなって来ているとは言え、まだまだの自分。
「ここまでならOKかなー?」って思った男装でNG出されたらそれはそれでショックだから怖くもなるよねw
あと、これからも行きたい施設だと試すのももったいないし。
かといってもう行かなくても良い施設というのもそうそうないしw
もう少し、数ヶ月待ってくれたら、すっぴんチャレンジするかもだけど、今はまだ待って! のHiromiです。
続きを読む